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日本を学ぼう

日常の暮らしの中で耳にする言葉で、「立春」や「大寒」のような季節を表す言葉があります。 これらは四季の中の1つの季を6つに分けて表現する「二十四節季(にじゅうしせっき)」 として大陸(中国)から伝わりましたが、日本の四季と若干のズレがあるため、「彼岸」や 「土用」などの「雑節(ざっせつ)」と呼ばれる暦日が追加されました。

雑 節
暦日 読み 時期 意味
節分 せつぶん 2月3日頃 季節の変わり目を意味する。
豆まき=季節の変わり目に出る邪気を追い払う行事。
彼岸 ひがん 3月18日~24日頃

9月20日~26日頃
春分または秋分を中日として、前後3日間(計7日) を示す。
煩悩に満ちたこの世を此岸(しがん)、悟りの境地で あるあの世を彼岸(ひがん)と言い、この彼岸の日に 様々な仏事が営まれる。
社日 しゃにち 3月中旬頃

9月中旬頃
春分または秋分に最も近い戊(つちのえ)の日。土地 の神を祭り、種子を供えて豊作を祈る。春を春社(は るしゃ)といい、豊作を祈り、秋を(あきしゃ)といっ て収穫を感謝する。
八十八夜 はちじゅうはちや 5月2日頃 立春を起算日として88日目。
農家が霜の心配をしなくてよい頃で種まきの目安 となる。茶摘みの時期
入梅 にゅうばい 6月11日頃 農作業の目安として梅雨入りを意味していたが、 現代では気象用語の梅雨入りを意味する。
半夏生 はんげしょう 7月2日頃 梅雨が明けて、田畑にハンゲショウという草が生え る頃に田植えを終える目安とした。
土用 どよう 7月20日頃 各季節の終わりを「土」が支配するという意味から、 各季節の後半18日を意味する。
一般的には夏の土用を示すことが多い。
二百十日 にひゃくとおか 9月1日頃 立春を起算日として210日目。
農家が台風を警戒すして、下記の二百二十日よりも 早めに警戒するようになった。
二百二十日 にひゃくはつか 9月1日頃 立春を起算日として220日目。
イネの開花期にあたり、台風時期の厄日として注意 を促すための日。

二十四節気は中国から伝わる季節基準のため、日本の季節感とは少しズレている感覚がありますが、その日を境に季節が変化が少しづつ始まると考えるとそのズレは小さくなります。
また現代でも、例えば「立秋」を境に「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に変える目安にするなど、私たち日常生活と関わっています。

二十四節気
暦の上の四季 節気 読み 時期 意味
2月 立春 りっしゅん 2月4日頃 暦の上でこの日から春が始まる。
立春前日の季節を分ける日を節分といい、立春から春分の間に今年初めて吹く強い南風を春一番という。
雨水 うすい 2月19日頃 降る雪も雨に変わり、氷も水へ変わる頃。
野山の雪が解けだし、新芽が出始めて春の気配が感じられる。
3月 啓蟄 けいちつ 3月6日頃 土中で冬眠をしていた虫(啓)が春の気配を感じ、土中から穴を開いて(啓く)地上へ出てくる頃。
春分 しゅんぶん 3月21日頃 太陽は真東に昇り真西に沈み、昼夜の長さがほぼ等 しく、北半球ではこの日を境に昼が次第に長くなる。 春分を挟んで前後3日間が春の彼岸。農事を始める頃。 (図=冬至と夏至の中間)
4月 清明 せいめい 4月5日頃 万物がすがすがしく美しい頃。
穀雨 こくう 4月20日頃 やわらかな春雨が降り田畑の穀物が潤う頃。
5月 立夏 りっか 5月6日頃 暦の上でこの日から夏が始まる。
大地が草で覆われ、夏の気配を感じられる頃。
小満 しゅうまん 5月21日頃 万物が成長して、一定の大きさに達して来る頃。
この頃に麦が実をつけ、安心する小さな満足を得る。
6月 芒種 ぼうしゅ 6月6日頃 芒(のぎ)のある穀物の種をまく頃。
芒は麦などの穂先についている細い毛。
夏至 げし 6月22日頃 北半球で昼が最も長く、夜が最も短い日。
(図=北極が太陽に一番近くなった時)
7月 小暑 しょうしょ 7月7日頃 梅雨明けが近付き、この頃から暑さが増してくる。
大暑 たいしょ 7月23日頃 暑さが最も厳しくなる頃。
大暑から立秋までが暑中見舞いを送る時期。
8月 立秋 りっしゅう 8月8日頃 秋の気配を感じ始める頃。
立秋以降に送る手紙は残暑見舞い。
処暑 しょしょ 8月23日頃 暑さが和らぎ、朝夕に涼風が感じられる頃。
9月 白露 はくろ 9月8日頃 大気が冷え、草木の葉に美しい露が出来始める頃。
秋分 しゅうぶん 9月23日頃 太陽は真東に昇り真西に沈み、昼夜の長さがほぼ等
しく、北半球ではこの日を境に夜が次第に長くなる。
秋分を挟んで前後3日間が秋の彼岸。
(図=冬至と夏至の中間)
10月 寒露 かんろ 10月8日頃 草花に冷たい露が宿り、冷気によって凍りそうにな る頃。
霜降 そうこう 10月23日頃 朝霜が時折、降り始める頃。
11月 立冬 りっとう 11月7日頃 暦の上でこの日から冬が始まる。
太陽の光が弱く、冬枯れの景色が目立ち始める。
小雪 しょうせつ 11月22日頃 寒さはまだ厳しくなく、山に初雪が見られる頃。
12月 大雪 たいせつ 12月7日頃 北風が吹き、平野でも雪が降り始める頃。
冬至 とうじ 12月22日頃 北半球では日照時間が最も短い頃。
冬気が極まる頃。
(図=北極が太陽から一番遠くなった時)
1月 小寒 しょうかん 1月6日頃 寒の入り。厳しい寒さが始まる頃。
大寒 だいかん 1月20日頃 一年で最も寒さが厳しい頃。
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